明治15年の大火にて焼失しましたが、明治19年再建されました。間口3間1尺5寸、高さ4丈3尺で屋根は総檜皮葺の大社造の御本殿です。
社殿等
御本殿
御祭神「大己貴命 」を祀ります
社殿には、大社造・神明造・流造・八幡造・住吉造・春日造など様々な様式があります。
幣殿
神饌案鋪設場所及び祝詞座
拝殿
祭典及び拝礼の間
恒例の祭典及び結婚式、祈祷祭等は全て拝殿にて行います。
明治19年の再建で間口5間2尺5寸、奥行3件1尺5寸入母屋造(いりもやづくり)の建物で屋根は檜皮葺(ひわだぶき)であります。
入母屋造(いりもやづくり)とは、伝統的な屋根の造りで古くから格式が高いと重んじられてきました。
神徳殿
拝礼の間
主に拝殿にて祭典行事が執り行われているときは、ここで祈祷を行います。御祭神である大己貴命をお祀りしています。
神饌殿
神饌調理の場
大・中・小祭の様々な祭祀の時に、御神前にお供えする神饌を調理する場所です。当社に伝わる古式神酒(どぶろく)もここでつくられています。
神饌とは米・酒・魚・野菜・果物・塩・水など御神前へのお供え物です。
真名井
祭典に献る水の井戸
小國神社の御垣内の神饌殿前にある真名井よりとった水は祭典に献ることはもちろんのほか、古式神酒の酒造にもつかわれます。
御霊砂
方除けの砂
拝殿と神徳殿の間にあり、方除けの御祈願の参拝者が御霊砂をうけていきます。
透塀
昭和18年築の塀
御牡垣内と外部を区分している建物です。
1辺が20間あり、檜皮葺(ひわだぶき)の屋根となっています。
檜皮葺(ひわだぶき)とは、ヒノキの樹皮を用いた、古来から伝わる日本独自の屋根工法です。
宝蔵
宝物の蔵
古鏡・経筒(平安時代)、遠州報國隊関係品、出土品、書画をはじめ、神幸祭などで使用する祭具等を保管しています。
神幸所
神輿を迎える
大木にまわりを囲まれた神幸所は、4月の御例祭時、一年に一度だけ御祭神が神輿にのりやってきます。
舞殿
祭典の舞台
舞楽舎
奉奏の楽屋
例祭の時、奉奏奉仕される「十二段舞楽」の曲を奏楽したり、衣裳のとりかえなどもこの楽屋の中でおこなわれます。