平成３１年小國神社 桜開花状況のお知らせ④ ７分～満開◆明治天皇御製（ぎょせい）・昭憲皇太后御歌（みうた）に親しむ◆

Vol. 221：2019.04.13(土)

昨日までの気温とは一転し、本日はとても穏やかで暖かな一日でした。
春本番の陽気に桜の花も一気に満開へと近づきました。
ご参拝の皆さまも心なしか足取りが軽やかになっているように見受けられました。

４月７日開催の「一宮さくらまつり」では、境内各所で賑わいのイベントを開催いたします。
満開の桜の下、神々が運ぶ季節を感じながらお楽しみいただければ幸いに存じます。

それでは、現在の開花状況をお伝えいたします。



（平成３１年４月５日撮影／第２鳥居前の枝垂れ桜）



（平成３１年４月４日撮影／第２鳥居前の枝垂れ桜）

薄桃色の花をつけるこの枝垂れ桜は、ご参拝の皆さま人気のフォトスポットです。



（平成３１年４月４日撮影／宮川沿いの桜）

こちらは７分咲きといったところでしょうか。土曜日・日曜日には満開に近づきそうです。




（平成３１年４月５日撮影／門前の桜と鯉のぼり）

本日より、お子様たちの無事の成長願い、「鯉のぼり」を上げました。近年では、鯉のぼりを上げるご家庭も少なくなりましたが、今も
昔も子供の健やかな成長を祈る気持ちは変わりません。当社では、５月５日、大神様にお子様の無事の成長を感謝し、さらなるご加護を
願う端午祭を斎行いたします。

澄み切った空を悠々と泳ぐ姿と桜の花がよく似合います。


◆明治天皇御製（ぎょせい）・昭憲皇太后御歌（みうた）に親しむ◆

さて『季節の便り』では激動の変革期を治められ、国土と自然を愛し多くの優れた和歌を残された
明治天皇の御製（陛下がお作りになられた和歌）、昭憲皇太后の御歌（皇太后がお作りになられた和歌）
をご紹介いたします。

それぞれの歌に込められた大御心に触れて頂くきっかけとなれば幸いに存じます。

御　歌

◇みがかずば　玉の光はいでざらむ　人のこころも　かくこそあるらし◇

意　訳

◆宝石も磨かなければ光を放ちません。それと同様に、人の心も研鑽を積まなければすぐれた徳をもつことはできません◆


今回は昭憲皇太后の御歌です。

とても身が引き締まる御歌であるとともに、深い優しさに満ちています。
その意は、「それぞれが大切な宝石の原石である」という慈愛に満ちた御心と拝察いたします。

人はそれぞれに花開くべき才能、美しい心があるにも関わらず、それを磨かずにいることが多いものです。

常に学び、心のアンテナを高くすることは、いつの時代も変わらない大切な姿勢です。
今に生きる私たちも、怠ること無く学び、心を磨き続けてゆきたいものです。


職員一同多くの皆さまのご参拝を心よりお待ちしています。