季節の便り
斎庭の草花 ハルリンドウ・シャクナゲ・クサイチゴ・ミヤマツツジなど春の花々が次々と開花しています◆明治天皇御製(ぎょせい)・昭憲皇太后御歌(みうた)に親しむ◆
Vol. 237:2020.04.11(土)
桜の開花も一段落し、風にはらはらと花びらが舞っています。
当社では桜の季節が終わると競争するかのように花が咲き始めます。
厳しい自然の中、健気に咲く小さな花々には生命の力強さを感じずにはいられません。
現在、外出を自粛されている方も多いかと存じます。心が塞がりがちな世相ではありますが、当社の花々の開
花情報をご覧いただき、心も身体も清々しくかお過ごしいただければ幸いに存じます。
それでは、開花情報をお伝えいたします。
(令和2年4月10日撮影:ハルリンドウの開花)
日当たりが良く、やや湿り気のあるところに咲きます。青紫色の花は鮮やかでとても美しいです。
リンドウといえば秋のイメージを持たれる方も多いかと思いますが、雪が降り積もる地域では雪解けの後に咲
く花との印象が強いようです。
数々の古典にも登場しますが、和歌にはあまり詠まれていません。その理由の1つがリンドウの発音が和歌に
馴染まなかったともいわれ、「りんどう」を「りんたう」などと表現している場合もあるそうです。
(令和2年4月10日撮影:シャクナゲの開花)
すでに境内各所で満開を迎えています。
シャクナゲの丘や西参道には白や薄桃色の花が鮮やかに咲いています。
いずれも、落ち着いた色合いは目にも心にも優しいものです。
(令和2年4月10日撮影:クサイチゴの開花)
クサイチゴ(草苺)は、キイチゴ属に属し、樹高が低くて這性で草のように見えることから命名されたバラ科の
落葉小低木です。葉には軟毛や刺があり、果実は食用にもなります。
とても生命力が強く、この季節様々なところで花を咲かせています。当社では、白と少し緑がかったような花
をつけている様子がよく見かけます。
(令和2年4月10日撮影:ミヤマツツジの開花)
こちらも境内各所で咲き揃っています。特に、一の鳥居前の飯王子社(小國神社末社)には一際目立つミヤマ
ツツジがあります。天候にもよりますがあと数日は楽しめそうです。
日々、新たに感染症についての報道がなされています。正確な情報を把握し不自由、不便を乗り越え、
冷静に対応することで、一丸となって鎮静化に努め、
この国難とも言える事態を乗り越えてゆくことが大切であると存じます。
不平や不満では解決することは難しいものです。
職員一同、国の安寧と世界の平和を祈り、社務に精進してまいります。
◆明治天皇御製(ぎょせい)・昭憲皇太后御歌(みうた)に親しむ◆
さて『季節の便り』では激動の変革期を治められ、国土と自然を愛し多くの優れた和歌を残された
明治天皇の御製(陛下がお作りになられた和歌)、昭憲皇太后の御歌(皇太后がお作りになられた和歌)
をご紹介いたします。
それぞれの歌に込められた大御心に触れて頂くきっかけとなれば幸いに存じます。
御 製
◇おこたらず 学びおほせて いにしえの 人にはぢざる 人とならなむ◇
意 訳
◆人はいつも怠けずにしっかりと学問をやり遂げて、わたしたちの祖先に恥じることのない立派な人間になり
たいものである。◆
今回は御製です。
感染症対策の一環として、学校に通うことができないお子様をお持ちのご父兄も多数おられるかと存じます。
一部報道では、授業の遅れが取り戻せないことを苦慮されているものもありました。
荒波のような状況にあっても、それぞれが学問や学ぶ姿勢を持ち続けることが大切であろうかと存じます。
過去を生き、私たちに大切ないのちを繋いでくれた祖先に恥じることない人間なれるよう日々過ごしてゆきた
いものです。
この御製には、古き先人たちの姿勢に学び、今を怠けることなくしっかりと生きることの尊さを詠まれたもの
であると拝察申し上げます。
当社では桜の季節が終わると競争するかのように花が咲き始めます。
厳しい自然の中、健気に咲く小さな花々には生命の力強さを感じずにはいられません。
現在、外出を自粛されている方も多いかと存じます。心が塞がりがちな世相ではありますが、当社の花々の開
花情報をご覧いただき、心も身体も清々しくかお過ごしいただければ幸いに存じます。
それでは、開花情報をお伝えいたします。
(令和2年4月10日撮影:ハルリンドウの開花)
日当たりが良く、やや湿り気のあるところに咲きます。青紫色の花は鮮やかでとても美しいです。
リンドウといえば秋のイメージを持たれる方も多いかと思いますが、雪が降り積もる地域では雪解けの後に咲
く花との印象が強いようです。
数々の古典にも登場しますが、和歌にはあまり詠まれていません。その理由の1つがリンドウの発音が和歌に
馴染まなかったともいわれ、「りんどう」を「りんたう」などと表現している場合もあるそうです。
(令和2年4月10日撮影:シャクナゲの開花)
すでに境内各所で満開を迎えています。
シャクナゲの丘や西参道には白や薄桃色の花が鮮やかに咲いています。
いずれも、落ち着いた色合いは目にも心にも優しいものです。
(令和2年4月10日撮影:クサイチゴの開花)
クサイチゴ(草苺)は、キイチゴ属に属し、樹高が低くて這性で草のように見えることから命名されたバラ科の
落葉小低木です。葉には軟毛や刺があり、果実は食用にもなります。
とても生命力が強く、この季節様々なところで花を咲かせています。当社では、白と少し緑がかったような花
をつけている様子がよく見かけます。
(令和2年4月10日撮影:ミヤマツツジの開花)
こちらも境内各所で咲き揃っています。特に、一の鳥居前の飯王子社(小國神社末社)には一際目立つミヤマ
ツツジがあります。天候にもよりますがあと数日は楽しめそうです。
日々、新たに感染症についての報道がなされています。正確な情報を把握し不自由、不便を乗り越え、
冷静に対応することで、一丸となって鎮静化に努め、
この国難とも言える事態を乗り越えてゆくことが大切であると存じます。
不平や不満では解決することは難しいものです。
職員一同、国の安寧と世界の平和を祈り、社務に精進してまいります。
◆明治天皇御製(ぎょせい)・昭憲皇太后御歌(みうた)に親しむ◆
さて『季節の便り』では激動の変革期を治められ、国土と自然を愛し多くの優れた和歌を残された
明治天皇の御製(陛下がお作りになられた和歌)、昭憲皇太后の御歌(皇太后がお作りになられた和歌)
をご紹介いたします。
それぞれの歌に込められた大御心に触れて頂くきっかけとなれば幸いに存じます。
御 製
◇おこたらず 学びおほせて いにしえの 人にはぢざる 人とならなむ◇
意 訳
◆人はいつも怠けずにしっかりと学問をやり遂げて、わたしたちの祖先に恥じることのない立派な人間になり
たいものである。◆
今回は御製です。
感染症対策の一環として、学校に通うことができないお子様をお持ちのご父兄も多数おられるかと存じます。
一部報道では、授業の遅れが取り戻せないことを苦慮されているものもありました。
荒波のような状況にあっても、それぞれが学問や学ぶ姿勢を持ち続けることが大切であろうかと存じます。
過去を生き、私たちに大切ないのちを繋いでくれた祖先に恥じることない人間なれるよう日々過ごしてゆきた
いものです。
この御製には、古き先人たちの姿勢に学び、今を怠けることなくしっかりと生きることの尊さを詠まれたもの
であると拝察申し上げます。