季節の便り
癒しの斎庭 季節を告げる花々が開花しています~イワタバコ・ウバユリ・ツユクサ・ヤブレカサなど~ ◆明治天皇御製(ぎょせい)・昭憲皇太后御歌(みうた)に親しむ◆
Vol. 274:2022.08.21(日)
お盆の時期を過ぎると、まだまだ暑いながらも空の色合いが変わりご神域の風や空気などが秋の色合いを帯びてきます。
その繊細な季節の移ろいをのなかで、時を得て花や実をつける様子は、自然の神秘に溢れ、その不思議さに心を奪われます。
ちょうどいまの季節、「夏の終わりと秋の始まり」を告げる花々があしもとに沢山咲いています。
ご参拝の折はゆっくり散策を楽しんでいただき、季節の花を見つけていただければ幸いです。
それではご紹介いたします。
(ハグロソウ:令和4年8月21日撮影)
小國神社では夏の終わりを感じさせる花です。
花は薄い紫で小指の先ほどの小さな花です。名前の由来は、葉が黒いことに由来するとも、花の模様にいお歯黒のような黒斑があるためとも言われていま
す。
人間の舌を出したような形が特徴的な花です。
(イワタバコ:令和4年8月21日撮影)
小國神社では夏の終わりを感じさせる花のひとつです。
岩場に張り付くような大きな葉から薄い紅紫色の小指の先ほどの花です。
名前は、葉が煙草の葉に似ていることに由来するといわれます。
涼し気な気持ちを与えてくれる可憐な花です。
(ウバユリ:令和4年8月21日撮影)
地面に対して水平に咲くので、すぐに見つけることができます。
名前は、姥の口元に咲き姿がに似ていることに由来します。
不思議な名前の由来を持つ花です。
(ツユクサ:令和4年8月21日撮影)
小國神社では秋の訪れを感じさせる花です。
この花を見かけると「涼しさがもうすぐそこに」と少しホッとします。
古くは万葉集(現存する日本最古の歌集)にも詠まれる花です。
また、その形や色から「帽子花(ぼうしばな)」、「青花(あおばな)」ともよばれ、花の汁を衣にこすりつけて染めていたことから古くは「着草(つき
くさ)」とも呼ばれていました。
(ヤブレガサ:令和4年8月21日撮影)
小國神社では、秋の訪れを感じさせる花の一つです。
花は少し地味な印象ですが、葉にしっかりとした特徴があります。
ヤブレガサの名前は、葉が破れた傘のように見えることに由来します。
風情を感じる花名です。
◆明治天皇御製(ぎょせい)・昭憲皇太后御歌(みうた)に親しむ◆
さて『季節の便り』では激動の変革期を治められ、国土と自然を愛し多くの優れた和歌を残された
明治天皇の御製(陛下がお作りになられた和歌)、昭憲皇太后の御歌(皇太后がお作りになられた和歌)
をご紹介いたします。
それぞれの歌に込められた大御心に触れて頂くきっかけとなれば幸いに存じます。
御 製
◇天地の なしのままなる 世のおしへ まもる心ぞ身の守りなる ◇
意 訳
◆大自然の摂理そのままを、世の中のおしえとして守る心こぞ、身の守りとなるのである◆
近代化に向けて大きく舵を切った明治時代、産業なども飛躍的に発展し現代日本の礎を築きました。
このような新しい国造りをなされた明治天皇の大御心には御製に顕れるように、常に大自然への謙虚なお姿があります。
職員一同、多くの皆様のご参拝を心よりお待ちしております。
その繊細な季節の移ろいをのなかで、時を得て花や実をつける様子は、自然の神秘に溢れ、その不思議さに心を奪われます。
ちょうどいまの季節、「夏の終わりと秋の始まり」を告げる花々があしもとに沢山咲いています。
ご参拝の折はゆっくり散策を楽しんでいただき、季節の花を見つけていただければ幸いです。
それではご紹介いたします。
(ハグロソウ:令和4年8月21日撮影)
小國神社では夏の終わりを感じさせる花です。
花は薄い紫で小指の先ほどの小さな花です。名前の由来は、葉が黒いことに由来するとも、花の模様にいお歯黒のような黒斑があるためとも言われていま
す。
人間の舌を出したような形が特徴的な花です。
(イワタバコ:令和4年8月21日撮影)
小國神社では夏の終わりを感じさせる花のひとつです。
岩場に張り付くような大きな葉から薄い紅紫色の小指の先ほどの花です。
名前は、葉が煙草の葉に似ていることに由来するといわれます。
涼し気な気持ちを与えてくれる可憐な花です。
(ウバユリ:令和4年8月21日撮影)
地面に対して水平に咲くので、すぐに見つけることができます。
名前は、姥の口元に咲き姿がに似ていることに由来します。
不思議な名前の由来を持つ花です。
(ツユクサ:令和4年8月21日撮影)
小國神社では秋の訪れを感じさせる花です。
この花を見かけると「涼しさがもうすぐそこに」と少しホッとします。
古くは万葉集(現存する日本最古の歌集)にも詠まれる花です。
また、その形や色から「帽子花(ぼうしばな)」、「青花(あおばな)」ともよばれ、花の汁を衣にこすりつけて染めていたことから古くは「着草(つき
くさ)」とも呼ばれていました。
(ヤブレガサ:令和4年8月21日撮影)
小國神社では、秋の訪れを感じさせる花の一つです。
花は少し地味な印象ですが、葉にしっかりとした特徴があります。
ヤブレガサの名前は、葉が破れた傘のように見えることに由来します。
風情を感じる花名です。
◆明治天皇御製(ぎょせい)・昭憲皇太后御歌(みうた)に親しむ◆
さて『季節の便り』では激動の変革期を治められ、国土と自然を愛し多くの優れた和歌を残された
明治天皇の御製(陛下がお作りになられた和歌)、昭憲皇太后の御歌(皇太后がお作りになられた和歌)
をご紹介いたします。
それぞれの歌に込められた大御心に触れて頂くきっかけとなれば幸いに存じます。
御 製
◇天地の なしのままなる 世のおしへ まもる心ぞ身の守りなる ◇
意 訳
◆大自然の摂理そのままを、世の中のおしえとして守る心こぞ、身の守りとなるのである◆
近代化に向けて大きく舵を切った明治時代、産業なども飛躍的に発展し現代日本の礎を築きました。
このような新しい国造りをなされた明治天皇の大御心には御製に顕れるように、常に大自然への謙虚なお姿があります。
職員一同、多くの皆様のご参拝を心よりお待ちしております。