季節の便り
斎庭の草花 ヤブミョウガ・ウバユリが開花しています。◆明治天皇御製(ぎょせい)・昭憲皇太后御歌(みうた)に親しむ
Vol. 249:2020.08.16(日)
本日も気温が35度を超える真夏日となりました。来週も、まだまだ暑さが続きそうですのでお体には十分お気を付け下
さい。
現在、小國神社では新型コロナウイルス感染拡大防止のために、ご参拝の皆様にお願いをしていることがあります。
ご参拝の際には、マスクの着用をお願い致します。(人と人との間隔を保てる場所や、熱中症の危険を感じた際には適宜
はずすようにして下さい。)また、各所にアルコール消毒を設置しておりますのでご利用下さい。
境内では三密にはなりませんので、宮川沿いの散策を楽しんだり、ごゆっくりとご参拝いただければ幸いに存じます。
それでは、開花情報をお届けいたします。
(ヤブミョウガの開花:令和2年8月14日撮影)
暖地の林縁など湿気の多い土地を好みツユクサ科の多年草です。本州では関東地方より以西、沖縄などに分布しています。
花弁と萼が3枚で、花が開くとその日のうちにしぼむ1日花です。食用に栽培するミョウガの仲間ではありませんが、葉が
ミョウガに似て藪(ヤブ)に生えることが名前の由来とされています。
(ウバユリの開花:令和2年8月10日撮影)
宮川の周辺や林下に咲くユリ科の多年草です。太い茎の下半分に数枚の大きな葉をつけ、茎の先に筒型の花を横向きに数個
咲かせます。
花が咲く頃になると葉が、ぼろぼろになり朽ちてしまうことが多いので葉無しを歯無しとたとえて、姥(ウバ)を連想させ
ることが名前の由来とされます。
(日除け用ネット及びミスト設置:令和2年8月13日撮影)
人と人との距離を保ちながら、ご参拝されている様子です。
(ミストにて涼んでいる様子:令和2年8月13日撮影)
全国的に日々新たな感染症についての報道がなされています。このような時に一番大事なことは正確な情報を把握して
冷静に対応することです。慣れない生活の中初めての夏を迎え不自由不便もありますが、国民一丸となってこの国難と
も言える事態を乗り越えて行くことが大切であると存じます。
◆明治天皇御製(ぎょせい)・昭憲皇太后御歌(みうた)に親しむ◆
「季節の便り」では激動の変革期を治められ、国土と自然を愛し多くの優れた和歌を残された明治天皇の御製(天皇陛下が詠
まれた和歌)、昭憲皇太后の御歌(皇太后陛下が詠まれた和歌)をご紹介させていただきます。
・御 製
□国のため 民のためには 夏草の ことしげくとも つとめざらめや
・意 訳
◎この国のため、わが民のためには、たとえ生い茂る夏草のように、次から次へとわずらわしいことが起こったとして
も心緩めず努めてゆこうと思う。(明治38年)
・御 歌
□ひく水も あつくなりぬる 日ざかりに 田ぐさとる身を おもひこそやれ
・意 訳
◎田にひく水さえ熱くなる夏の日盛りに、その田に入って草取りをする人の苦労が、身にしみて思いやられます。
(明治31年)
それぞれの歌に込められた大御心(両陛下の心)に触れていただく、きっかけになれば幸いに存じます。
さい。
現在、小國神社では新型コロナウイルス感染拡大防止のために、ご参拝の皆様にお願いをしていることがあります。
ご参拝の際には、マスクの着用をお願い致します。(人と人との間隔を保てる場所や、熱中症の危険を感じた際には適宜
はずすようにして下さい。)また、各所にアルコール消毒を設置しておりますのでご利用下さい。
境内では三密にはなりませんので、宮川沿いの散策を楽しんだり、ごゆっくりとご参拝いただければ幸いに存じます。
それでは、開花情報をお届けいたします。
(ヤブミョウガの開花:令和2年8月14日撮影)
暖地の林縁など湿気の多い土地を好みツユクサ科の多年草です。本州では関東地方より以西、沖縄などに分布しています。
花弁と萼が3枚で、花が開くとその日のうちにしぼむ1日花です。食用に栽培するミョウガの仲間ではありませんが、葉が
ミョウガに似て藪(ヤブ)に生えることが名前の由来とされています。
(ウバユリの開花:令和2年8月10日撮影)
宮川の周辺や林下に咲くユリ科の多年草です。太い茎の下半分に数枚の大きな葉をつけ、茎の先に筒型の花を横向きに数個
咲かせます。
花が咲く頃になると葉が、ぼろぼろになり朽ちてしまうことが多いので葉無しを歯無しとたとえて、姥(ウバ)を連想させ
ることが名前の由来とされます。
(日除け用ネット及びミスト設置:令和2年8月13日撮影)
人と人との距離を保ちながら、ご参拝されている様子です。
(ミストにて涼んでいる様子:令和2年8月13日撮影)
全国的に日々新たな感染症についての報道がなされています。このような時に一番大事なことは正確な情報を把握して
冷静に対応することです。慣れない生活の中初めての夏を迎え不自由不便もありますが、国民一丸となってこの国難と
も言える事態を乗り越えて行くことが大切であると存じます。
◆明治天皇御製(ぎょせい)・昭憲皇太后御歌(みうた)に親しむ◆
「季節の便り」では激動の変革期を治められ、国土と自然を愛し多くの優れた和歌を残された明治天皇の御製(天皇陛下が詠
まれた和歌)、昭憲皇太后の御歌(皇太后陛下が詠まれた和歌)をご紹介させていただきます。
・御 製
□国のため 民のためには 夏草の ことしげくとも つとめざらめや
・意 訳
◎この国のため、わが民のためには、たとえ生い茂る夏草のように、次から次へとわずらわしいことが起こったとして
も心緩めず努めてゆこうと思う。(明治38年)
・御 歌
□ひく水も あつくなりぬる 日ざかりに 田ぐさとる身を おもひこそやれ
・意 訳
◎田にひく水さえ熱くなる夏の日盛りに、その田に入って草取りをする人の苦労が、身にしみて思いやられます。
(明治31年)
それぞれの歌に込められた大御心(両陛下の心)に触れていただく、きっかけになれば幸いに存じます。