季節の便り
斎庭の草花 ホウチャクソウ・ウマノアシガタが開花しています。◆明治天皇御製(ぎょせい)・昭憲皇太后御歌(みうた)に親しむ◆
Vol. 240:2020.04.22(水)
本日は、小國ブルーの空色です。第二鳥居をくぐり、見上げる青空の色は他では感じることのできない格別な
ものがあります。
ご神域の装いも日に日にその姿を変え、もみじの若葉も少しづつしっかりしてまいりました。
見上げる空の青とご神域の緑との調和の取れた色味は、
当社でしか見ることのできない美しさであると存じます。
背の高い木々の緑や空は仰ぎ見ることで、自然と心も落ち着いてきます。
このような時間を過ごすことで、ともすると忘れがちな、人間は自然界から独立した存在ではなく、
雄大な自然の一部であることを思いだします。
現在、外出を自粛されている方も多いかと存じます。心が塞がりがちな世相ではありますが、
当社の花々の開花情報をご覧いただき、心も身体も清々しくかお過ごしいただければ幸いに存じます。
それでは、開花情報をお伝えいたします。
(ホウチャクソウの開花:令和2年4月22日撮影)
この季節、ご神域のいたるところで開花を始めます。
雑樹間のひらけた場所に群生するし、初夏に素朴な白から緑へのグラデーションが美しい花をつけます。
宝鐸(ほうちゃく、ほうたく)とは寺院建築物の軒先の四隅に吊り下げられた飾りであり、風鐸(ふうたく)
ともいわれ、花が垂れ下がって咲く姿がこの宝鐸に似ていることからホウチャクソウと呼ばれている。
(ウマノアシガタの開花/令和2年4月22日撮影)
宮川沿い、スギ・ヒノキの遊歩道で沢山見ることができます。
同じキンポウゲ科のオオウマノアシガタは絶滅危惧Ⅱ類(Bランク)にも登録されています。
(宮川沿いの新緑/令和2年4月20日撮影)
(繊細で力強い若葉は静かに風に揺られていました)
日々、新たに感染症についての報道がなされています。正確な情報を把握し不自由、
不便を乗り越え、冷静に対応することで、一丸となって鎮静化に努め、この国難とも言える事態を
乗り越えてゆくことが大切であると存じます。
不平や不満では解決することは難しいものです。
職員一同、国の安寧と世界の平和を祈り、社務に精進してまいります。
◆明治天皇御製(ぎょせい)・昭憲皇太后御歌(みうた)に親しむ◆
さて『季節の便り』では激動の変革期を治められ、国土と自然を愛し多くの優れた和歌を残された
明治天皇の御製(陛下がお作りになられた和歌)、昭憲皇太后の御歌(皇太后がお作りになられた和歌)
をご紹介いたします。
それぞれの歌に込められた大御心に触れて頂くきっかけとなれば幸いに存じます。
御 製
◇すすみゆく 時にあふともいそのかみ ふるきてぶりを わすれざらなむ◇
意 訳
◆めまぐるしく時勢が変化する時代にめぐりあわせても、古きよき世の慣わしを忘れないでありたいもので
す。◆
今回は御製です。
時々刻々と世の中の状況が変わります。
様々な情報が目まぐるしく行き交いうなか、その真偽を確かめることは本当に難しいものであると存じます。
私たちは、昔に比べて圧倒的に多くなったツールを使いながら、変化する時代に対応しています。
その際の判断基準に「古きよき慣わしを忘れない」ためにはどのようにしたら良いか。を加えることで、目ま
ぐるしい時代にあっても「心が豊かでいられるための秘訣」が隠れているように思います。
時代が急速に変わっていく時に、足下を見つめ直すことの大切さを詠まれた歌であると拝察申し上げます。
ものがあります。
ご神域の装いも日に日にその姿を変え、もみじの若葉も少しづつしっかりしてまいりました。
見上げる空の青とご神域の緑との調和の取れた色味は、
当社でしか見ることのできない美しさであると存じます。
背の高い木々の緑や空は仰ぎ見ることで、自然と心も落ち着いてきます。
このような時間を過ごすことで、ともすると忘れがちな、人間は自然界から独立した存在ではなく、
雄大な自然の一部であることを思いだします。
現在、外出を自粛されている方も多いかと存じます。心が塞がりがちな世相ではありますが、
当社の花々の開花情報をご覧いただき、心も身体も清々しくかお過ごしいただければ幸いに存じます。
それでは、開花情報をお伝えいたします。
(ホウチャクソウの開花:令和2年4月22日撮影)
この季節、ご神域のいたるところで開花を始めます。
雑樹間のひらけた場所に群生するし、初夏に素朴な白から緑へのグラデーションが美しい花をつけます。
宝鐸(ほうちゃく、ほうたく)とは寺院建築物の軒先の四隅に吊り下げられた飾りであり、風鐸(ふうたく)
ともいわれ、花が垂れ下がって咲く姿がこの宝鐸に似ていることからホウチャクソウと呼ばれている。
(ウマノアシガタの開花/令和2年4月22日撮影)
宮川沿い、スギ・ヒノキの遊歩道で沢山見ることができます。
同じキンポウゲ科のオオウマノアシガタは絶滅危惧Ⅱ類(Bランク)にも登録されています。
(宮川沿いの新緑/令和2年4月20日撮影)
(繊細で力強い若葉は静かに風に揺られていました)
日々、新たに感染症についての報道がなされています。正確な情報を把握し不自由、
不便を乗り越え、冷静に対応することで、一丸となって鎮静化に努め、この国難とも言える事態を
乗り越えてゆくことが大切であると存じます。
不平や不満では解決することは難しいものです。
職員一同、国の安寧と世界の平和を祈り、社務に精進してまいります。
◆明治天皇御製(ぎょせい)・昭憲皇太后御歌(みうた)に親しむ◆
さて『季節の便り』では激動の変革期を治められ、国土と自然を愛し多くの優れた和歌を残された
明治天皇の御製(陛下がお作りになられた和歌)、昭憲皇太后の御歌(皇太后がお作りになられた和歌)
をご紹介いたします。
それぞれの歌に込められた大御心に触れて頂くきっかけとなれば幸いに存じます。
御 製
◇すすみゆく 時にあふともいそのかみ ふるきてぶりを わすれざらなむ◇
意 訳
◆めまぐるしく時勢が変化する時代にめぐりあわせても、古きよき世の慣わしを忘れないでありたいもので
す。◆
今回は御製です。
時々刻々と世の中の状況が変わります。
様々な情報が目まぐるしく行き交いうなか、その真偽を確かめることは本当に難しいものであると存じます。
私たちは、昔に比べて圧倒的に多くなったツールを使いながら、変化する時代に対応しています。
その際の判断基準に「古きよき慣わしを忘れない」ためにはどのようにしたら良いか。を加えることで、目ま
ぐるしい時代にあっても「心が豊かでいられるための秘訣」が隠れているように思います。
時代が急速に変わっていく時に、足下を見つめ直すことの大切さを詠まれた歌であると拝察申し上げます。