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玉垂24号

発行:平成20年12月20日

師走向春

 当社門前に崇敬者の運営により「小國ことまち横丁」が十月二十五日に グランドオープン致しました。工事期間中ご参拝の皆様方にはご不便をお 掛けしておりましたが、完成により軽食・喫茶を楽しみながらのご休憩や ご歓談が可能となりました。また、お茶を初めとする当地の名産品、お煎 餅やかりん糖等のお買い物も楽しめるようになりました。更に、当社手前 の県道沿いに、おろしそばが自慢の「宮前蕎麦・かんなび」が開店いたしました。今秋の紅葉狩りは例年同様に観賞出来ましたが、観賞後はことま ち横丁にて新たな過ごし方が出来たのではないでしょうか。「小國神社は 神々しく厳粛であるし、紅葉も大好き。横丁の楽しみもできた。」という 有難い声も戴きました。新しいうちは興味が沸き人も集まりますが、一過 性にならぬよう参拝者第一で真摯にまた丁寧に対応して戴けるものと、店 長さんに期待致しております。このように神社に関わる施設の充実が地域 振興の一助になれば大変有難いことだと存じます。将来は門前町として更 に発展することにより、しいてはご神徳の更なる発揚に繋がるものと信じ ております。
 さて、「御鎮座一四五〇年記念事業」ですが、旧社務所跡地に建設した 「倉庫」が完成いたしました。これには旧社務所にありました社用品の保 管管理に利用しております。そしていよいよ来年は「斎館並びに参拝者休 憩所」の建設工事に掛かります。今後も社報等により進捗状況をお知らせ いたしますが、引き続き変わらぬご理解・ご協力を賜りますようお願い申 し上げます。
 ところで、当社では「神前結婚式」をご奉仕しておりますが、最近の結 婚式の傾向は日本的な神前での挙式を好む本格指向が多いようです。一方、 披露宴となると新郎新婦の気に入った会場で個性的な演出を交えての披露 宴を催すといった傾向になっているとのことです。更に当社の場合は参道 を歩き結婚式に臨む方式が増加しています。何れにしても、大切な人生儀 礼である結婚を真剣に考えると言うことは、大変結構な傾向であります。
 今年も残すところあと僅かとなり、迎春準備も最終段階となりました。
氏子崇敬者の各位におかれましては、ご自愛の上良いお年をお迎え下さい ますようお祈り申し上げます。