玉垂21号
発行:平成19年12月20日
年の瀬を迎えて
今秋の紅葉は多少遅れましたが、十一月二十三日の新嘗祭の
頃より見頃となりました。葉の色づきが日毎に変わる様を、今
年ほど感じた年はありませんでした。また、この時期には稀な
雨が降りましたので、いつもの紅葉とは違った楽しみ方が出来
たのかもしれません。宮川
の紅葉が赤色ではなく黄色に染まっ
た景色が短い期間でしたが楽しむことが出来ました。これも数
年に一度あるかないかのことでした。
毎年六月に斎行されます神饌田の御田植祭ですが、本年は森町教育委員会主催の「民俗芸能・民俗行事公開大会」としても
実施されました。当日は町関係者や旭が丘中学
校の皆様にご協
力戴きましたことに改めまして感謝申し上げますとともに、明
年以降も民俗行事の体験及び継承に深いご理解を戴きますよう
宜しくお願い申し上げます。
さて、御鎮座千四百五十年記念事業ですが、第二期の「社務
所の増築工事」が完工いたしました。舞殿及び舞楽舎の桧皮葺
の屋根
替えと欄干等の修復、参集殿の改築に引き続いての事業
でありましたが、予定通りに工事は経過し無事終了することが
出来ました。この竣工により新社務所にて初めてのお正月を迎
えることが出来ますので、今まで以上に利便性を高めるべく熟
考の上使用して参る所存であります。
氏子・崇敬者の皆様方に
は心温まる御奉賛を賜っておりますこと重ねて厚く御礼申し上
げます。来年からは最終事業に取りかかりますが、今後も引き
続きお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
師走の初旬には今年も神宮参拝団旅行が実施されました。毎年
森町からは二百名弱の参加者があります。平成二十五年の秋に斎
行される「第六
十二回神宮式年遷宮」に向け更に気運を高めて参
ります。今年も早いもので余すところあとわずかとなりました。
平成二十年の干支は「戌子」(つちのえね)ですが、子年は当社
にとって縁年となります。氏子・崇敬者各位におかれましては、
良い新
年をお迎え下さいますようお祈り申し上げます。