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玉垂12号

発行:平成16年12月20日

小國神社崇敬奉賛会の設立

小國神社は欽明天皇の御代十六年(五五五)に御鎮座され、来る 平成十七年には一四五〇年の佳節を迎えます。この慶祝の年に向け 十二月一日付にて、既に組織されておりました「崇敬会」、「奉賛会」、 「甲子講」の関係団体を集結し、新たに「小國神社崇敬奉賛会」を この機に設立いたしました。崇敬奉賛会は当社の御神徳の宣揚に努め、併せて神域の保全、神社の発展に寄与することを目的としてい ます。会員は目的に賛同する、個人会員、法人・団体会員、甲子講 支部会員をもって構成されます。また、目的達成のため当分の間は、 御鎮座一四五〇年奉祝記念事業の奉賛に関することを主な事業とし ています。
明年四月の例祭は、御鎮座一四五〇年記念大祭として斎行し、神 社本庁より献幣使の参向を仰ぐ予定であります。また、記念事業と しましては、第一期(平成十七年)に「舞殿・舞楽舎お屋根替え及 び修復」を実施いたします。国指定重要無形民俗文化財の十二段の 舞楽が奉奏される舞殿及び舞楽舎は、建設以来一〇〇年の歳月が流 れ腐朽化が進み、特に檜皮葺の屋根は最たるものとなっています。
さらに第二・三期(平成十八年〜)には、予てより老朽化が進み懸 案であった「斎館・社務所・参拝者休憩所の改築」を防災上の見地 からも早期の対応が必要となってまいりましたので順次実施の計画 であります。
つきましては、御鎮座一四五〇年奉祝記念事業を実施するととも に、祭祀の厳修と御神徳の発揚に努め、古式舞楽の保存伝承並びに 氏子崇敬者を始め様々 な参拝者の利便に供したく存ずる次第であり ます。世情厳しき折りではございますが、何卒各位の深い御理解と 格別な御奉賛を賜りますよう切にお願い申し上げます。
年の瀬になりましたが、新潟県中越地震また台風襲来等の災害に より甚大な被害を受けられました皆様方に衷心よりお見舞い申し上 げますとともに、氏子崇敬者各位におかれましては、良い新年をお 迎え下さいますようお祈り申し上げます。