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秋篠宮同妃両殿下御参拝記念集

発行:平成15年12月1日

秋篠宮同妃両殿下の御参拝を拝して

平成十五年九月十四日、思召しをもって、秋篠宮文仁親王殿下同妃紀子殿下の御参拝を賜わり、併せて十二段舞楽を御覧いただくこととなりました。この慶事は、当社の歴史上極めて重要なことは申すまでもありませんが、小職にとりましても身に余る光栄なことでした。
此度のお成りは、当県開催の国民体育大会夏季大会に御臨席遊ばされ、さらに県内御視察の御日程の中で当社にお立寄りいただいた次第であります。当日は、午後二時三十分太鼓橋前にてお出迎え、祢宜御先導のもと供奉員・随従員に石川知事、水口県議会議長、樋口宮務主管ら八名を従え参道を参進、参集殿より参入され拝殿をお進みになり中門にて御拝礼賜わりました。次に舞殿前特設テントの御席へ御移動になり、十二段舞楽の中から「連舞」「色香」「蝶の舞」「太平楽」の四演目を短くまとめ御覧いただきました。次に貴賓室にて御休憩の後午後三時三十分、当社での御日程を予定通りお済ませになり、奉迎者の万歳三唱のなか御出発となりました。この間両殿下におかせられましては、国旗小旗を手にした御奉迎の人々にお応えになられ、舞楽奉仕者一人ひとりをお励ましいただき、特に子供等にはお言葉をお掛け下さるなど、両殿下のお優しいお姿に接し、胸熱くなる思いでありました。
実は、御参拝に先立ち十三日夕刻、お泊所でありますホテル「九重」のお居間にて、神社及び舞楽について御説明申し上げる機会をいただき出向いたのですが、両殿下を目前に緊張のあまり十分な御説明が出来なかったこと、反省頻りであります。
いずれに致しましても大過なく終了出来ましたこと、唯々大神様に感謝であります。最後に当日御本に来られた皆様、係員として御本仕下さった関係者、そして早くから準備に御協力いただいた各位に厚く御礼申し上げます。