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2022.02.26

春の喜び~梅の花が咲き揃ってきました。~

令和4年春のお知らせをスタートいたします。

寒い日が続き、春が待ち遠しい今日この頃。
各地では寒波続いていましたが、予報では明日より少しづ暖かくなるようです。

さて、小國神社の境内各所にある梅が、各所とも咲き揃ってまいりました。

早朝、梅の木の横を通ると透き通った空気に淡く梅香が纏います。
春を告げる優しい香りは自然と心に潤いを与えてくれるものです。

(日当たりが良い拝殿前の梅は1月にはすでに開花をはじめていました。)

 「初春令月、気淑風和、梅披鏡前粉、蘭薫珮後之香」
(初春の令月 にして、気淑く風和らぎ、梅は鏡前の粉を披ひらき、蘭は珮後の香を薫らす)

皆様、ご存じの元号『令和』の出典となった万葉集の梅花歌の序章です。
初春の長閑でゆったりとした情景の描写がとても美しいです。

(梅は白梅から広がっていたとされています。/宮川沿いの白梅の開花)

梅の持つ雅な雰囲気は桜とはまた違った美しさがあります。

梅はもともとは大陸から持ち込まれ、貴族らの庭に植えられ愛でられることが多く、万葉集が編纂された奈良時代の花見といえば『梅の花
見』であったとされています。

(門前駐車場の紅梅)

梅は『春の喜びを表す花』として、昔も今も変わることなく私たちの心を豊かにしてくれます。

小國神社の梅は今週~来週にかけてが見ごろを迎えそうです。
日常から少し距離を置いて心静かに梅の花を楽しみながら、おおらかでゆったりとした気持ちになっていただければ幸いに存じます。