TOP季節の便り | 癒しの斎庭(ゆにわ) 桜に続き、シャクナゲが見頃です。◆明治天皇御製(ぎょせい)・昭憲皇太后御歌(みうた)に親しむ◆
2023.04.08

癒しの斎庭(ゆにわ) 桜に続き、シャクナゲが見頃です。◆明治天皇御製(ぎょせい)・昭憲皇太后御歌(みうた)に親しむ◆

美しく満開を迎えた桜も散り行き、そこから襷を繋ぐようにシャクナゲの花が見頃を迎えました。

(落ちつた白色のシャクナゲの花:令和5年4月8日撮影)

(淡い桃色が美しいシャクナゲの花:令和5年4月3日撮影)

桜とはまた違う、落ち着いた花姿がご神域を彩ります。

(令和5年4月3日撮影)

この頃はまだ蕾が多く見えましたが、今は大きく花開き見頃を迎えています。

(境内社「一宮等合殿社」の例祭斎行:令和5年4月8日撮影)

本日斎行した祭典の様子です。社殿の周りには沢山のシャクナゲの花が咲きそろっています。

◆明治天皇御製(ぎょせい)・昭憲皇太后御歌(みうた)に親しむ◆

さて、この『季節の便り』では激動の変革期を治められ、国土と自然を愛し多くの優れた和歌を残された明治天皇の御製(陛下がお作りになられた和歌)、昭憲皇太后の御歌(皇太后がお作りになられた和歌)をご紹介いたします。

□おもふこと 常にかえせぬ 世にしあれば 心はひろく もつべかりけり□

-意 訳-
次から次へと物思いの絶えない世の中だからこそ、心だけは広くゆったりと構えて過ごしたいものである。

今回は明治天皇御製です。

近代化・国際化が著しい明治の御代、現在の我が国の状況も同じような目まぐるしい変化の時にあるのではないでしょうか。

テレビやスマートフォン、パソコンなどから、世界中の情報が即座に目に入ってきます。心持ちの良いニュースや有益な情報ばかりではありません。
フェイクニュースや意趣返しのような出来事が溢れ、心が暗くなることが沢山あります。

物思いの絶えない世の中から少し距離をおき、心を整えることはとても大切です。
清々しいご神域に訪れ、自然の移ろいに心を寄せてゆったりとした一日を過ごしてください。

職員一同、皆さまのご参拝を心よりお待ち申し上げます。