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2019.08.04

『心の土壌』を育む本物の体験を ~宮川の川遊びに寄せて~

当社を南北に流れる宮川では子供たちが川遊びをする生き生きとした姿が多く見受けられます。
また、連日の猛暑日も手伝って、多くの子供たちが訪れ賑やかなご神域となっております。
天候の変化などにも充分配慮して、身の危険がないように楽しくお過ごし下さい。

駐車場につきましては、川に最も近い、第3駐車場のご利用が便利です。

(夏の宮川の賑わい)

(夏の宮川の賑わい)

さて、本日は神社と日本人の心について記していきたいと思います。

■神社のはじまり■

私たち、日本人は古くから、空に輝く太陽や広大な海、連なる山々、流れる川、そよぐ風、そして大地など豊かな自然の恵みを受けて、生活をしてきました。

命が生れ、育ち、豊かな実りや繁栄をもたらす自然の営みは時に、日照りや豪雨、地震や津波そして火山の噴火など、私たちの生命を奪うほど大きな力をも持ち合わせています。

人間の力ではどうしようもできないことというのは本当に数多くあります。

このような自然の営みに人々は神々の力を感じ、この「自然を生み出したもの」に対して人々は「敬意」を表わしてお祀り(おまつり)しました。

これが神社の始まりです。

(小國神社の拝殿)

(小國神社のご神域)

■太古より伝えられてきた大切な『こころ』■

私たちの祖先は自然に象徴される神々の恵みを受けて、その中で生かされていることに感謝し、自らの心を正して清らかな気持ちで日々の生活を送ってきました。

そして、太古より大切に伝えられてきたこの『こころ』は現代に生きる私たちにも「正直でありたいと思う気持ち」や「調和の心」として今に生きています。


■神社で『心の土壌』を育む本物の体験を■

神社での遊びは公園やテーマパーク、普通の川遊びでは体験することができない『心の土壌』を育む経験をご両親から子供たちに与えることができる場所です。

神社は神さまが住まわれる場所です。それと同時に太古から伝えられてきた大切な『こころ』を今に伝えてきました。

夏の川遊びの際には「神さまに今日無事に遊べてありがとうって言いにいこう!!」
と子供たちと一緒にお参りをしてください。水着姿でも浮き輪を持っていても構いません。

ご両親が目に見えない神さまに向かい静かに手を合わせている後ろ姿を子供たちはしっかりと見ています。

神さまがおられる場所で、生き生きとした美しい緑に囲まれた宮川の自然の恵みを体一杯に受けた子供たちの心には『本物の記憶』として必ず残ります。

その記憶は未来を担う子供たちの豊かな感性を育み、太古より継がれてきた美しい日本のこころである「正直でありたいと思う気持ち」や「和の心」を必ず呼び起こすことでしょう。

■神社からのお願い■

〇川遊び中、川から上がってすぐに道路に飛び出ないようにご注意下さい。車輌の通行もあり大変危険です。
〇川原の石を動かした場合は元に戻すようにして下さい。
〇近年、忘れ物が急増しております。お帰りの際は今一度身の回り品をご確認下さい。
〇神社の境内は神さまの住まわれる神聖な場所です。ゴミなどは持ち帰り、節度を守って楽しく遊びましょう。