古より伝わる伝統の舞楽「国指定重要無形民俗文化財 古式十二段舞楽」拝観のご案内
◇ 国の重要無形民俗文化財 「古式十二段舞楽」の奉奏 ◇
~ 遠江国一宮 小國神社古式舞楽保存会 ~
4月17日(土)、18日(日)に小國神社古式十二段舞楽を奉奏いたします。
この『古式十二段舞楽』は、今から約1300年前の飛鳥時代末にあたる大宝元年(701年)に天皇の使者である勅使(ちょくし)が当社に遣わされた際に、奉奏された十二段の演目からなる舞楽です。
【一番 連舞(えんぶ)】 子ども達による「稚児舞」で舞楽奉奏の始めに行う舞で、「神に供える」や「神を鎮める」の意味があると伝わります。
勅使参向によって伝えられた『十二段舞楽』は当地で脈々と受け継がれ、昭和57年「遠江森町の舞楽」として国指定無形民俗文化財となりました。
現在は、氏子地域の皆様により結成された「小國神社古式舞楽保存会」がその伝統を守り伝えています。
【八番 二の舞(にのまい)】七番の「安摩(あま)」を老爺と老婆が真似て、上手くいかない様子を滑稽に演じます。この姿が「二の舞を演じる」の語源となりました。
『古式十二段舞楽』の奉奏は17日(土)に全体を短縮して行う「試楽(しがく)」と18日(日)の神幸祭(しんこうさい)に合わせて行われるものと、2日間に亘り奉奏します。
■ 奉納演目時刻表 ■
【18日(日)には「投げ餅」を2回行います】
1回目 … 中入り(休憩)後 午後4時30分頃~
2回目 … 舞楽終了後 午後8時30分頃~
※2回目は、福品引換券入り(特等3個・1等27個)投げ餅です。
舞楽の奉奏時間は上表を目安にご参照ください。
それぞれの舞楽についての詳細は十二段舞楽特設ページをご覧ください。
【十二番 獅子(しし)】獅子伏せの舞で、邪気払いや五穀豊穣の祈りが込められていると伝わります。
◆「神幸祭(しんこうさい)」斎行のご案内◆
舞楽が奉奏される18日(日)は神幸祭(しんこうさい)を斎行いたします。※雨天の場合中止となります。
1年の中で唯一この日のみ、大神様がお神輿にお乗りになって私たちの前にお出ましになられる大変お目出度いお祭りです。
このお神輿の後方には『古式十二段舞楽』を奉仕する舞人(まいびと)の皆様が行列を成し参道を練り歩きます。
また、宮代の公民館より門前の明神通りを通り小國神社へと向かう「勅使行列(ちょくしぎょうれつ)」
が行われます。この勅使行列は、当時の勅使が当社に遣わされた様子を彷彿させるもので、当社のご神域が時代絵巻につつまれる1日となります。
この貴重な縁日に、ご家族ご友人の皆様などお誘いあわせの上、是非ともご参拝いただきますようご案内申し上げます。
職員一同、皆様のご参拝を心よりお待ち申し上げています。