TOPお知らせ | 令和3年10月23日(土) 『 インド舞踊の奉納公演 ~自然と神々との融合~ 』 を開催いたします。
2021.10.03

令和3年10月23日(土) 『 インド舞踊の奉納公演 ~自然と神々との融合~ 』 を開催いたします。

当社舞殿におきまして、南インド古典舞踊家の南 翔子さん等による奉納公演『インド舞踊奉納』 

~自然と神々との融合~を開催いたします。

今回の奉納公演は、10月23日(土)の午後1時~・午後3時~の2公演を予定していますので、是非ともご家族の皆様お揃いでご参拝いただき、ご神域で舞われるインド舞踊の素晴らしさをお楽しみいただきますようご案内申し上げます。

□インド舞踊奉納公演 ~自然と神々との融合~ □

日  時 : 令和3年10月23日(土)

奉納時間 : 第1回 午後1時30分~

奉納演奏 : 第2回 午後3時30分~

会  場 : 遠江国一宮 小國神社 舞殿

       437-0226 静岡県周智郡森町一宮3956-1

       0538-89-7302

観 覧 料 : 無 料

主 催 者 : 南インド古典舞踊家 南 翔子


◇YouTube チャンネル インドはここにあるin JAPAN◇ をご覧になるには、

・「インドはここにあるin JAPAN」 で検索するか、下のQRコードをスキャンして下さい。 

YouTube

◆ インド舞踊家の皆様のプロフィール ◆

☆ 南インド舞踊「バラタナティヤム」とは? ☆

バラタナティヤムは豊かな表現、力強いリズム、それに音楽の三つが同様に重要な役割を果たしている南インド、タミルナードゥ州発祥の古典舞踊です。インド4大古典舞踊のうち最古の伝統を誇っており、寺院から発生した祈り・神話の踊りです。現在の形は19世紀初め頃舞台芸術として整えられました。

バラタナティヤムには、舞踊劇もありますが基本的には女性のソロ踊りで、高度な技術と厳格な形が要求されます。アラマンディーと呼ばれる基本のポーズは、足を外輪に開き、膝を折って腰から下がひし形のようになるポーズで10世紀の寺院の彫刻からとられました。

足首に鈴をたくさんつけ歯切れのよいステップを踏みながら、体や腕、指先、顔や目の動きでエネルギッシュにダイナミックに感情や物事を表現します。

踊りの形は ヌリッタ(純粋な踊り)と ヌリッティヤ(感情の表現)で構成されます。ヌリッタはリズムを協調した動きによる踊り。ヌリッティヤは アビナヤと呼ばれるマイムやジェスチャーを通した感情表現です。歌詞に対する舞踊主の解釈と深い理解を必要とします。

また、表現上最も重要な役割を持つのが ムドラーと呼ばれる手や 指のジェスチャーです。これによって 怒り、悲しみ、喜び、愛、動物、神、月、太陽、過去、未来などありとあらゆるものを演じることができ、ストーリーを展開していきます。しかし同じ ムドラーの形でも、踊りの種類によっては意味が異なる場合もあり、片手で演じるのと両手で演じるのとでは表すものが変わってきます。

加えて、視線の動かし方や顔の表情でさらに複雑な心理状態を表現します。

☆「バラタナティヤム」の音楽は? ☆

バラタナティヤムの伴奏はカルナータカ音楽と呼ばれる南インドの古典音楽の様式に基づいています。

演奏は、ナットゥヴァンガムを中心にヴォーカル、ヴァイオリン、フルート、打楽器(ムリダンガム)などがあります。

音楽は ラーガと呼ばれる旋律型とターラと呼ばれるリズム周期に基づいています。

「タカディミ・タキタ」などといったソルカットと呼ばれる打楽器の口唱歌(口三味線)による複雑なリズムパターンの組み合わせが中心です。

伴奏をリードするのはナットゥヴァンガムと呼ばれるリーダーで小型のシンバルを奏でながら ソルカットゥを唱えます。

リズムパターンは ジャティーと呼ぼれる5種類の拍節(3、4、5、7、9拍)の組み合わせによって構成されます。

テンポは緩やかに基本速度、中位の速さ(基本の2倍)、速く(基本の4倍)の3種類の組み合わせです。

このように複雑な構成を持ったリズムパターンは アダブと呼ばれるフットワークを申心とした動きの組み合わせによって踊られます。

打楽器(ムリダンガム)

「バラタナティヤム」の衣装は?


衣装はサリーを仕立てたもので縁にゴールドの刺繍をあしらったものを使います。膝を曲げた基本ポーズをとった時 スカートの前のプリーヅが扇を逆さにしたように広がります。

スカートタイプとパンツタイプがあります。

化粧は目に縁取りをして目立たせ手と足の先などを赤く塗るのが特徴です。アクセサリーは頭に太陽と月を模った物やジャスミンの花を模った物をつけます。

その他、イヤリング、ノーズリング、ネックレス、ブレスレット、指輪など、たくさんつけます。