トップページ季節の便り癒しの斎庭 季節を告げる花々が開花しています~ハグロソウ・キンミズヒキ・シュウカイドウなど~ ◆明治天皇御製(ぎょせい)・昭憲皇太后御歌(みうた)に親しむ◆

季節の便り

癒しの斎庭 季節を告げる花々が開花しています~ハグロソウ・キンミズヒキ・シュウカイドウなど~ ◆明治天皇御製(ぎょせい)・昭憲皇太后御歌(みうた)に親しむ◆

Vol. 299:2024.08.27(火)

例年になく厳しい暑さが続いていたかと思えば、一転して台風が接近し、不安定な天気が続いています。
自然の力強さを改めて感じさせられる日々ですが、小國神社の境内では、そんな中でもひっそりと花を咲かせている山野草たちの姿が見られます。
それでは、境内の草花を紹介いたします。


• ハグロソウ: 夏の緑の中にひっそりと咲く姿が美しい、紅紫色の花がです。(令和6年8月26日撮影)


• シュウカイドウ: 紅色の花が特徴で、その可憐な姿から「瓔珞草(ようらくそう)」とも呼ばれます。(令和6年8月26日撮影)


• サルスベリ: ピンク色の花が涼しげで、夏から秋にかけて長い期間咲き続けます。(令和6年8月26日撮影)


• キンミズヒキ: 小さな黄色い花が特徴で、花が満開になると名の通り金色の水引のように。(令和6年8月26日撮影)


• アキノタムラソウ:すらりとした姿が美しい。紫色の花が特徴で、夏の終わりを感じさせてくれます。(令和6年8月26日撮影)

厳しい自然の中で懸命に生きる植物たちの姿は、私たちに生きる力を与えてくれるようです。
ご参拝の際は、足元にもご注目ください。

○明治天皇御製(ぎょせい)・昭憲皇太后御歌(みうた)に親しむ○

さて、この『季節の便り』では激動の変革期を治められ、国土と自然を愛し多くの優れた和歌を残された
明治天皇の御製(陛下がお作りになられた和歌)、昭憲皇太后の御歌(皇太后がお作りになられた和歌)を
ご紹介いたします。
それぞれの歌に込められた大御心に触れて頂くきっかけとなれば幸いに存じます。

御 製
◯天地のなしのままなる世のをしへ まもる心ぞ身のまもりなる◯

意訳:大自然の摂理そのままを、世の中のおしえとして守る心こそ、身の守りとなるのである。

今回は御製です。
神道において自然とは、生命を育み、人々に恵みをもたらしてくれる神聖な存在です。古来より森羅万象に神が宿ると考えられ、人々は自然に対して畏敬の念を
抱き、共存共栄を目指してきました。
自然を単なる資源として利用するのではなく、共に生きるパートナーとして尊重し、その恵みに感謝する心の大切さを粛々とお詠みになられています。
産業・工業が爆発的な進化を遂げ、文明開化が叫ばれる中、自然の摂理に従い、調和のとれた生活を送ることが、すなわち自分自身を守ること、そしてより良い
社会を築くことにつながっていく、と改めてお考えになられたものと拝察申し上げます。


職員一同、皆様のご参拝を心よりお待ちしています。

季節の便り

よくあるご質問(一覧)

紅葉の見頃はいつですか?

例年、11月下旬から12月上旬が見頃です。
宮川沿いが―番の見所になります。

花菖蒲園は、いつから開園しますか?

例年、5月20日前後から開園いたします。
花の状態、天候に応じて、開園の日時は変更いたします。

花菖蒲園の花は、買う事が出来ますか?

開園中に咲いている花から1株(5芽)1,000円でお分けします。
花の種類によっては、お分けできないものもありますので係りの者におたずねください。

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