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平成29年11月23日「新嘗祭」を斎行いたします

Vol. 270:2017.11.23(木)

11月23日に、三つの重要なおまつり「三大祭」の1つ「新嘗祭」が執り行われます。

■神代から伝わる「約束」を守り続けるまつり「新嘗祭」(にいなめさい)■



(小國神社:11月23日に行なう新嘗祭)

新嘗祭は宮中をはじめ全国の神社で執り行われる、おまつりの中でも最も重要なおまつりの1つです。

収穫の秋に豊かに稔った稲をはじめとする新穀をお供えし、神さまの恵みに感謝します。
新嘗祭の起源は古く、『古事記』にも天照大御神が新嘗祭を行ったことが記されています。

■斎庭の稲穂の神勅(ゆにわのいなほのしんちょく) ■

私たちの総氏神とされる天照大御神が日本を豊かで平和な国にするために説いた3つの大切な教え(神勅)があります。
その1つが「斎庭の稲穂の神勅」です。天上界、高天原で神々が育てている稲を地上界、豊葦原瑞穂国でも育て、
稔り豊かな安定した国を造りなさいとの教えです。

稲穂と稲作は神さまから授かった大切なものです。
そして、「稲」=「命の根」として私たちの食生活はもちろんのこと、日本文化の基本となって今日まで続いています。

科学技術が格段に進歩した現代においても、「新嘗祭」が宮中を始め全国の神社で行なわれるのは
「稲穂がたわわに稔るような豊かで安定した国を造りなさい」との神代からの神さまとの約束を守り続けているからなのです。



(平成28年2月撮影:修祓【しゅばつ】祭員・参列者一同お祓いをしてからおまつりを執り行います。)


■11月23日 祝日としての’’勤労感謝の日’’■

「働いている人に感謝する日」と思っている方も多いですが、「国民の祝日に関する法律」では
「勤労を尊び、生産を祝い、国民たがいに感謝する日」
つまり「働くことを大事にして、作ったものをみんなで感謝して喜び合う日」として定められました。

実はこの「勤労感謝の日」は戦後に制定された祝日で、元は「新嘗祭」(にいなめさい)という祭日だったのです。

五穀(主な穀物とされる米・麦・粟・豆・黍または稗をさします)の豊穣(豊かな実り)
特に新稲の収穫を祝い、感謝をするおまつりです。

ご皇室に古くから伝わる重要な神道の儀式で、全国の神社においても新嘗祭が今もおこなわれています。
小國神社においても新嘗祭をおこない、一年の稔りに感謝を捧げています。

終戦後にGHQの占領政策により、儀式的な部分が取り除かれ祝日の名称も「新嘗祭」から「勤労感謝の日」に変わりました。

■賑やかに行われる新嘗祭の奉祝行事■

当日は新嘗祭に合わせ、「農産物品評会」や11時より「農産物即売会」・「甘酒の無料授与」などが行われます。

皆さまのご参拝を、職員一同心よりお待ち申し上げております。

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